2023年07月25日

【2023夏POP UP】風呂敷専門店が『米麹甘酒』を選んだ理由


のレンMURO POP UP SHOP 甘酒 米麹

■2023夏のPOPUPに選んだ『米麹甘酒』『麹調味料』

『米麹の甘酒専門店・のレンMURO』のPOP UP SHOPがこの夏、期間限定でむす美に登場。ノンアルコール米麹甘酒『A amasake』と麹調味料3種をお取り扱いしています。

a amazake 甘酒 米麹

ノンアルコールの『A amasake』は、上品な甘み、コクのある美味しさで、どんな人にも飲んでいただけるような新感覚の味。

トマト麹

素材の旨味を引き出す『麹調味料』があれば、体に良い発酵食品を普段の食事に気軽に取り入れられます。150g入りで、麹調味料を使うのが初めての方にもお試しいただきやすい量です。

■『風呂敷』と『米麹甘酒』のつながり

「どうして風呂敷専門店で甘酒を扱っているんですか?」

POP UPがはじまってから、店頭でお客様に何度か質問いただきました。

一見、離れているように見えるかもしれない『風呂敷』と『米麹甘酒』。

この2つの間には、共通点があると私たちは考えています。

  1. 奈良時代から続く『伝統』
  2. 知恵と工夫を重ね、発展させた『文化』
  3. 古来より受け継いできたものへの『再評価』

この3つの共通点を順番にご紹介します。

①奈良時代から続く『伝統』

甘酒は古く奈良時代頃から飲まれはじめ、当時は神様に捧げる飲み物とされてきたようです。『日本書紀』に、麹甘酒の起源とされる『天甜酒(あまのたむざけ)』『醴酒(こしゅ)』について記述があります。

日本書紀
出典:『日本書紀』(国文学研究資料館蔵)

そして風呂敷もまた、そのルーツは奈良時代までさかのぼります。

奈良時代には『裏』あるいは『幞』と書いて”つつみ”と呼び、貴重な品を保管するために包む布として使われていました。実際に、奈良の正倉院には宝物を包んだ布が約1300年の時を経て現存しています。

奈良・東大寺の正倉院

『甘酒』と『風呂敷』は当初の神聖さを備えた位置付けから、平安・鎌倉・室町・江戸と時代が下るにつれて日常の中で愛好されるようになっていきます。その過程で『甘酒』『風呂敷』といった現在の呼び名が定着しました。

②知恵と工夫を重ね、発展させた『文化』

ここまでに『甘酒』ではなく、何度か『米麹甘酒』と書いてきました。

というのも『米麹の素晴らしさを広める』ことを米麹・甘酒専門店のレンMUROさんは大切にされているからです。

実は甘酒には『米麹甘酒』と『酒粕甘酒』の2種類があります。

  • 『米麹甘酒』は米麹を加工・発酵させて作る、砂糖不使用でノンアルコールかつ栄養満点の “健康ドリンク”
  • 『酒粕甘酒』は清酒を作る際に出る搾りかすを水や湯で溶いて、お砂糖などで甘みをつけたアルコールを含む“お酒”

どちらも美味しいですが、米麹甘酒はお砂糖やアルコール分が含まれないため、赤ちゃんから大人まで安心して飲めます。

米 甘酒

日本の主食・米から作られた麹は、それぞれに必要な温度管理や仕込み・加工の手間を加えられ、さまざまに姿を変えます。甘酒以外にも味噌・酢・日本酒など和食に欠かせない伝統調味料の元になります。

日本料理に欠かせない調味料の元、米麹

 “手間をかけたところから生まれる、新たな姿・形”

それはまさに風呂敷にも通じる特徴です。

かつて風呂敷は、行商・旅行・お使い・家の中の収納…とあらゆるシーンでまとめる・運ぶ・片付けるのに欠かせない、生活の必須アイテムでした。

出典:大江戸日本橋絵巻「熙代勝覧」の世界より 講談社

包む物の形に合わせて、1枚の方形の布が次々と変化するところも特徴です。

 “知恵と工夫、手間をかけて生まれる、新たな姿・形” 、そんな和文化の思想を『米麹』と『風呂敷』はよく体現しているのではないでしょうか。

③古来より受け継いできたものへの『再評価』

近年、栄養価の高さから“飲む点滴”とも呼ばれ、健康や美容を気づかう方から注目を集めている『甘酒』。

のレンMUROさんの甘酒は、6月27日放送のNHKあさイチでも、暑さの厳しい夏のおすすめ発酵食品」として取り上げられました。

あさイチ 甘酒 MURO

“免疫力”“腸内環境”“腸活”というキーワードがテレビや雑誌で特集される機会がここ数年で多くなりました。日々のセルフケアによって健康を保ちたい方に、栄養素の豊富な発酵食品『米麹』はぴったりです。

のレンMUROさんオリジナルの米麹甘酒『A amasake』なら、有益な難消化性タンパク質「レジスタントプロテイン」(RP)が市販の甘酒の約6倍配合されています。

米麹 a amazake 甘酒 MURO

まずはお試しで飲んでみたい方にちょうど良い300ml、しっかり継続して飲みたい方におすすめの720mlの2サイズを販売しています。

米麹 a amazake 甘酒 MURO
A amasake 300ml
1,296円(税込)
米麹 a amazake 甘酒 MURO
A amasake 720ml
2,160円(税込)

また、店舗限定で100mlを販売しています。飲みきりサイズでご自分用やギフトにもご好評です。

A amasake 100ml

500円(税込)

※100mlサイズはむす美京都店・東京店限定です。

2020年7月のレジ袋有料化をターニングポイントに、サステナブルなアイテムとして認知の広がった風呂敷と米麹の現在地は似通っているように思えます。

戦後はじまった急激な生活の変化の中で薄れつつあった存在が、『伝統』『文化』という側面だけでなく、実際に現代で価値あるものとして見直される、『再評価』を受けるタイミングとなっているのではないでしょうか。

■おわりに

今回は長いお話になってしまいましたが、食品となれば気になるのはお味、ですよね。

店舗では実際に『A amasake』の試飲をしていただけます。暑い中お越しくださったお客様に涼んでいただけるよう冷やしてご用意しております。

米麹 a amazake 甘酒 MURO

甘酒や麹調味料と風呂敷をご購入いただいたお客様には、店頭で風呂敷ラッピングをさせていただきます。オンラインショップもラッピングした状態でお届けが可能です。

風呂敷専門店で購入したからこその、ワンランクアップした【身体が喜ぶ夏ギフト】になりますよ。期間は2023年6月30日(金)~9月18日(月)です。

米麹 a amazake 甘酒 MURO

店舗にお越しいただくのが難しいお客様に向けて、『A amasake』の味や『麹調味料』3種を使ったレシピとその感想を別の記事でご紹介しています。

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