【生誕140年を迎えた竹久夢二】ふろしきで感じる大正ロマン

■ 2024 ~ 2025年は、竹久夢二の生誕140年

セノオ楽譜「宵町草」 昭和期(資料提供:港屋)
大正ロマンの象徴であり、詩人・画家・デザイナーでもあった夢二の多彩な生き方は、今もなお多くのファンを魅了しています。
夢二は「夢二式美人」と称される叙情的な美人画を数多く描き、雑誌の装丁や千代紙なども手がけた、暮らしに美を取り込むクリエイターでした。木版という江戸浮世絵から続く日本の技法とアールヌーボーを意識した西洋の意匠が見事に融合されたデザインは、時代を超えて人気を博しています。
■ 暮らしの中にある夢二の美


むす美では、長年竹久夢二の美人画のふろしきを制作していましたが、夢二がグラフィックデザインの面でも日本の先駆者として活躍していること、日用品のデザインを数多く産み出したこと、の2つに注目しました。
その優れたデザインをふろしきにアレンジし、「現在のライフスタイルにもフィットするふろしき」を企画、ファッションやインテリアの一部として使用できるように模索し、今の竹久夢二シリーズが生み出されました。
■ シリーズとしての『竹久夢二』

なつかしさの中にも新しさを兼ね備えた夢二のデザインは、長い年月を経ているのにもかかわらず、現代でも人気があります。
“ふろしき”として現代の暮らしにフィットするよう、包んだ時の見え方まで考慮したモチーフの配置やサイズ、和洋のファッションやインテリアにも相性の良いカラーリングへのこだわりを形にした「竹久夢二」シリーズのLサイズが2007年10月から発売開始しました。
次にデザインの元になった図案と一緒に、シリーズの一部をご紹介します。
1.つばき
代表的なモチーフである椿は、千代紙をはじめ半襟・ポチ袋など様々なアイテムにデザインされています。椿は長い冬が終わり、春の訪れを告げる花として縁起が良く、日本の女性に人気の花として親しまれてきました。
こちらは発売以来高い人気を誇るロングセラー商品です。
Lサイズでは、グレー/アズキ/ホワイトグレーの3色で展開し、Sサイズ、ハンカチ、アクアドロップでも柄を取り揃えています。
2.四つ葉とどくだみ
どくだみは「毒を矯(だ)める」ことから、お茶や薬などに煎じて飲まれ、健康維持に欠かせない薬草です。この図案はポチ袋・本の装丁など数多くのアイテムに描かれています。
また、四つ葉は夢二が書き溜めたカット図案集から抜粋していて、幸運のシンボルとして親しまれています。
Lサイズ、Sサイズの2サイズで展開しています。
3.四つ葉とどくだみ
祇園界隈の軒先にみられる「都をどり」の赤い丸提灯や祇園祭などの茶席で菓子皿に用いられている “つなぎだんご” の文様を夢二が描き、その図案をふろしきにしています。
斬新でありながら、雅な京都の華やいだ春を想起させます。
Lサイズ、Sサイズの2サイズで展開しています。
4.ゆり
ゆりの花のモチーフは、長田幹彦の「露の命」という本の装丁で書き下ろされた図案を基にデザインされています。エコバッグで日常的に使用することを考え、色・構図を変更し、花と茎・葉を色分けしてアレンジしました。
ゆりがはらはらと舞う姿は、ノスタルジックで可憐な夢二の世界観を表しています。
他にも、まめ、ネコ、すずらんなど夢二の洗練されたデザインをもとにした商品があります。気になった方は「竹久夢二シリーズ一覧」をぜひご覧ください。
■ サイズ別のふろしきの使い方
ふろしきは結び方次第で、バッグやリュックになり、お菓子やワインボトルを華やかに包むこともできます。
基本の結び方から人気のバッグ使い、感動してもらえるふろしきラッピングなど、画像と動画で紹介しています。下記ボタンのページから見ることが出来るので、気になる方はぜひご覧ください。
Sサイズ

毎日のお弁当包みに

ティッシュボックスカバーとして

お気に入りの本のブックカバー
Mサイズ

衣類の仕分け、まとめなど

折り畳み傘カバーとして

小さめのお出掛けバッグに
Lサイズ

お買い物のエコバッグに

旅行の荷物仕分けに

インテリアやクッションカバーなど
















