2024年03月09日

【Q&A】骨壺を包むのに最適なふろしきのサイズや色、包み方を知りたい。


むす美のお店には、しばしば「骨壺(骨箱)を包むふろしき」を探しに来られるお客様がいらっしゃいます。
ふろしきをお探しの目的、タイミング又はデザインのお好みは、年々多様化してきていると感じています。

“・遠方での葬儀の後、帰りの道中のことを思うと、少し印象を和らげたい。

・納骨までの間、自宅で安置する際に、白色では味気ないので優しい色のふろしきで包みたい。

・ペットのお家での供養として、骨壺をリビングに置いても違和感をなくしたい。”



今回はそんな「骨壺を包むふろしき」の選び方をサイズとデザイン(色、素材)別にご紹介します。

また、最後に安全に運ぶための包み方のコツも解説します。

【ふろしきのサイズ】骨壺の大きさごとの最適なサイズの選び方

骨壺の大きさには 2 寸~ 8 寸ほどの種類があり、ふろしきのサイズとしては、

一般的な納骨用「 6 、 7 寸」Lサイズ(約 90 cm~ 120 cm)

少し小さめの納骨用、分骨用「 4 寸、 5 寸」Mサイズ(約 70 cm)

手元供養やお子様、ペット用「 2 寸、 3 寸」Sサイズ(約 45 cm)

をお選びいただくと、いずれも比較的ゆったりと包める大きさになります。

その中でも 6 ~ 8 寸の大きい骨壺を包むふろしきはLサイズ90 cm100 cm112 cm120 cmXLサイズ 150 cmと細かいサイズのバリーエーションからお選びいただけます。

【ふろしきの色、デザイン】故人への想いから選ぶ1枚

骨壺を包むふろしきといえば白をイメージされる方が多いですが、むす美のふろしきは、白でも“優しいキナリ色”や”少し高級感があるちりめん素材“までさまざまです。

白や無地のカラーの場合

▲70MUSUBI ORGAIC無地 キナリ
▲「70 MUSUBI ORGAIC無地 キナリ 」ナチュラルな素材感と優しい生成りの白色
▲「ポリエステルちりめん無地」10 種のカラー× 3 サイズ( 45 , 70 , 90 cm)

弔事を代表する紫や紺はよく選ばれる色です。お好みによっては、優しいピンクや濃い緑などもおすすめです。

花や文様など無地以外の場合

▲“縁を紡ぐ文様”の「伊砂文様の結」(左奥)や花のモチーフが多い「竹久夢二」(右奥)、モダンアートなデザインの「アールブリュット」(左手前)

骨壺を包むふろしきは、必ずしも無地でなければいけないという決まりはありません。

故人がお好きだったお花の模様やお優しい、可愛らしい方だったなど、故人を偲ぶ色味やデザインを選ぶのも、遺族の想いが込められた素敵な 1 枚になります。

ペットのご供養の場合は、仏壇ではなくリビングに安置されることも多く、お好みに合わせてシックな色合い、少しPOPなデザイン又は季節に合わせたモチーフなど、更に選択肢が広がります。

▲「光悦ちりめん」四季折々の美しい草花や上品でシックな色合いが魅力

また、素材としておすすめなのが“ちりめん”です。
伸縮性に優れているため多少のサイズの調整が効き、包みやすく、シワにもなりにくい良さがあります。

【骨壺の包み方】持ち運びや置いておく際の 2 種類の包み方

骨壺を持ち運んだり、置いておくためのふろしきの包み方として、「お使い包み」と「四つ結び」の 2 種類をご紹介します。

▲「お使い包み」ふろしきの上下で包み込み、左右を真結びをする。フォーマルな包み方
▲「四つ結び」ふろしきの上下、左右を真結びをする。中身をしっかり固定できる包み方

包み方のポイント:ふろしきをお箱にしっかりと沿わせて(たわまないように)、きつく結ぶこと。

持ち方のポイント:片手は底に手を添える。

動画でも包み方を解説しています。合わせてご覧ください。

お使い包み

四つ包み

「骨壺を包むふろしき」のサイズ目安やおすすめのデザイン、包み方のコツを紹介してきました。

また、「位牌を包むふろしき」もお求めになられる方がおられますが、デザインの選び方は骨壺と同様です。サイズは、通常はSサイズ(45cm~50cm)、特に大きい位牌の場合はMサイズ(70cm)となります。

いずれも故人を偲ぶ大切な1枚です。ぴったりの1枚が見つかりますように、ご参考になれば幸いです。