【アクアドロップ】PFASフリー(非フッ素)って何がいいの?

100 アクアドロップ Re-Freeは、人体や環境への負荷を考慮して、フッ素化合物を使わないPFASフリーの撥水加工を施したシリーズです。従来の100 アクアドロップリサイクルと同じリサイクルポリエステル55%の生地を使用し、さらにサスティナブルなふろしきとなりました。
■「PFAS」とは何か
「PFAS」について耳にしたことはありますか?
PFAS(ピーファス)とは、「有機フッ素化合物」の一種です。
「フッ素」という言葉から虫歯予防の「歯磨き粉」を思いつくかもしれませんが、こちらは「無機フッ素化合物」。自然界にも存在する炭素を含まない化合物で、これからお話しするPFASとは別物です。
PFASは炭素とフッ素から成る人工的な化合物で、水や油をはじき熱にも強い耐久性を持ちます。この性質を利用して、撥水剤としてカーテンなどの防汚加工やアウトドア製品まで幅広い用途で使われてきました。

近年この「分解されにくい」というPFASの便利な特性が、人体や生態系へ与える影響が問題視されはじめています。現時点で日常的な使用による大きな健康被害は確認されていません。一方、製造工程における環境汚染や、労働者の健康リスクが大きく問題視され、世界で段階的に規制が進んでいます。
PFAS自体は1つの物質名ではなく、1万種類以上ある物質の総称です。PFOS・PFOAなど種類によって用途や規制状況が異なっています。
2026年6月15日には、日本でのPFAS汚染を危惧するニュースが報じられました。
静岡市にある大手化学メーカー工場の近隣住民を対象とした血液検査が行われ、PFASの代表物質PFOAについて、ドイツの指針値を約2割の住民が超過・最大で10倍に上ったと報告されています。(日本には血中濃度の基準無し)
■これまでのアクアドロップは危険なの?
日本ではPFASのうち特に有害性が高い3物質(PFOS・PFOA・PFHxS)が規制の対象になっていますが、既存のアクアドロップふろしきの撥水加工はPFOS・PFOA・PFHxSフリーの撥水剤を使用しています。どうぞご安心ください。
■撥水剤をPFASフリー(非フッ素)に

私たちは「長く使い続けられる安心」と「環境への配慮」を両立するものづくりを目指し、PFASフリー(非フッ素)の新しいアクアドロップをお届けすることに決めました。
実はPFASフリー撥水剤のテストは何年も前に試していましたが、なかなか思うような結果が得られていませんでした。
テストをする際には、数十種類の撥水剤やその処方量、助剤の種類、加工温度、加熱時間、絞る重量、加熱時の風量を試し、アクアドロップの生地にあった処方を割り出していきます。
少量のサンプルと長いメーター数で試した時では撥水効果に違いが出てしまったり、撥水性能を上げると思うような仕上がりにならなかったり…再び商品開発をはじめたものの、半年以上に渡りテストを繰り返すことになりました。
■PFASフリー(非フッ素)になって変わったこと・変わらないこと

一般的にPFASフリーの撥水剤はフッ素を使う撥水剤より撥水効果はかなり弱くなりますが、テストを繰り返し、出来るだけ撥水性を確保しました。
PFASフリーのアクアドロップRe-Freeがふろしきバッグ・レインカバー・テーブルクロスなどの使い方で、撥水性を発揮することに変わりはありません。
従来の高密度で織り上げた生地を使用しているため、生地自体の水切れの良さもそのままです。そのおかげで梅雨の季節に洗濯しても、短時間でさらっと乾きます。

違いが出るのは、例えばこれまで「水を運べる」とお伝えしてきた従来のアクアドロップに対して、PFASフリーのアクアドロップRe-Freeでは水は汲めますが滴ってきます。
使い続ける中で撥水効果が弱まった場合は、アイロンで多少回復させることができます。柔軟剤は撥水性が低下する原因となりますので、使用しないようご注意ください。
▼アクアドロップのお手入れ詳細▽
従来のアクアドロップリサイクル商品は在庫が無くなり次第、アクアドロップRe-Freeへと切り替わります。