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今日の伝統色:褐色(かちいろ)


今日の伝統色

 

最近では「パーソナルカラー」「イエローベース」「ブルーベース」といった、1人1人の個性に合わせた色彩診断が人気です。

もともと色彩の区切り方・呼び名は世界各地で異なり、固有の文化を形成してきました。それはここ日本でも同じです。

わたしたちの住む日本は豊かな自然に恵まれ、四季の変化もその美しさを引き立たせています。

そして美しい自然の中にあふれる色彩は衣服・陶磁器あるいは鎧などの武具にも取り入れられ、さまざまな色が生み出されてきました。

ここ日本で育まれてきた「伝統色」の世界を、染織文化研究家・中江克己氏の著作『色の名前で読み解く日本史』をもとにご紹介します。

 

今日の伝統色:褐色(かちいろ)

 

 

いま「褐色(かっしょく)」といえば黒ずんだ茶色を指しますが、かつては「かちいろ」と読み、藍染によって生まれる色でした。

一説によると、蒅(すくも。藍を発酵させたもの)を藍甕に仕込む前、臼(うす)で搗(か)ちて仕込み、染めたところから名付けられたそうです。
もう一つは、藍染の濃い色に光沢を与えるため、染上がった布地を臼か板の上で叩く。
これを「搗(か)つ」といい、そこから「褐色」となった、という説です。

「褐色は”勝ちに通じる”」と考えられ、武士たちの武具や鎧にも使われました。
そこから「勝色」という文字を当てることもあったようです。

さまざまな困難を抱えながらいよいよ開幕する、TOKYO2020オリンピック・パラリンピック
開幕式を目前に控え、選手たちの健闘を心から願ってこの「勝色」を今回選びました。

 

◆「褐色(かちいろ)」にまつわるふろしき◆

【天然藍染】シリーズ

【天然藍染】シリーズは、阿波藍の産地として名を馳せた徳島県で藍の栽培から染色まで一貫して行う藍師・染師「BUAISOU」によって、100%国産の天然藍を使い伝統的な染色技法により1枚ずつ手作業で染められています。
一点一点微妙に異なる染具合は手仕事の証。洗うほどに藍に含まれるアク成分が抜けて色が冴え、使うほどに持ち主に合わせた経年変化を遂げる愛着をもって長年ご愛用頂けます。

 

「BUAISOU」さんの取り組みを詳しく紹介した記事もございます。
世界が注目!若き藍染師らBUAISOUのジャパンブルー|ほんのひととき|note

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