2022年09月15日

地域色豊かな、遊び心満載の『直島ふろしき』~コチャエ様~


コチャエの直島ふろしき
『直島ふろしき』

むす美を運営する山田繊維株式会社では、様々な企業とのOEMやコラボを行っております。

どのような経緯でふろしきを選ばれたのか、それぞれのストーリーがあり、とても興味深いです。

今日は、 香川県のアートの島・直島にある美術館ベネッセアートサイト直島限定のオリジナル商品『直島ふろしき』をご紹介いたします。

直島
古い町並みと現代アートが調和する 香川県・直島

オリジナルグッズ『直島ふろしき』製作の経緯

 香川県のアートの島・直島にある美術館ベネッセアートサイト直島のオリジナル商品『直島ふろしき』はデザインユニット COCHAE (コチャエ) さんによってデザインされました。今回は、COCHAEの武田さんに制作の経緯やふろしきの魅力をお伺いしました。

デザインユニットコチャエ
デザインユニット COCHAE (コチャエ)

デザインユニット COCHAE (コチャエ) 武田様のお話

元々は、ベネッセアートサイト直島様のベネッセハウスショップにて、定番商品の『福コチャエ(だるま・招き猫)』や直島オリジナル折り紙を置いていただいていました。

コチャエの直島オリジナル折り紙
直島オリジナル折り紙


ミュージアムの方から「とても好評なので、オリジナルふろしきを作りたい」と言っていただき、2016年から『直島ふろしき』を作ることになりました。

直島ふろしきに描いた猫と、その裏話

デザインは「招き猫がすごく可愛いですね」とおっしゃっていただいたのと、直島にはもともと猫が多く猫目当てのお客様も多いということで、「猫のモチーフ」で決定しました。
製作にあたり実際直島の猫ちゃんたちにも会いました。実はこの猫ちゃんたち、モデルがいるんですよ。 

コチャエ 直島ふろしき
コチャエ 直島ふろしき

「タコと猫」などいろんなバージョンを作っているのですが、一度に何枚も買っていかれる方も多いそうです。

コチャエ 直島ふろしき
コチャエ 直島ふろしき

他にも女文楽、家プロジェクト、フェリーなど直島の名物・カルチャーを盛り込んだふろしきも作っています。 

コチャエ 直島ふろしき
コチャエ 直島ふろしき

「直島女文楽」…江戸時代中期に端を発し明治以降途絶えていたが、昭和23年島の女性達の手で復活した直島の人形浄瑠璃

「家プロジェクト」…直島・本村地区において展開するアートプロジェクト。点在していた空き家などを改修し、空間そのものをアーティストが作品化。

「折り紙」も「ふろしき」も日本人らしい発想

コチャエ 直島ふろしき

 日本人はもともと紙で鍛えている分、畳んだり結んだりに抵抗が無いですよね。 折り紙もふろしきも「正方形で制限がありながらも、豊かな発想を育んできた日本人らしい文化」だと思っています。

海外にも紙を折る文化、布で包む・運ぶ文化はありますが、「正方形=折り紙・ふろしき」というイメージは実に「日本」的なものと言えます。

むす美のふろしきを初めてデザインした時に、ふろしきの包み方を初めてちゃんと教えてもらい「1枚で4種類できる」というふろしきの特性が面白く、楽しく作った事を覚えています。

福コチャエ 招き猫
1枚で4つの顔を持つ、48福コチャエ 招き猫 コウハク
(『直島ふろしき』ではありません)

布はたたんで運べたり、折りたたんだ後も使えますよね。そういう意味で、「ふろしきは人々の生活にすごく密着したものだな」と感じています。

折り紙もそうですが、ふろしきも「体験しないとわからない」というハードルがあります。私も車の中に70cmのふろしきを常備して、エコバッグにしたり、子供にかけたり、日除けにしたりと使っています。ふろしきは一回使うと便利な事を実感してもらえますし、誰でも絶対好きになってもらえるアイテムだなと思っています。

地域色豊かな、遊び心満載の『直島ふろしき』

コチャエ 直島ふろしき
直島の名物・カルチャーを盛り込んだモチーフ

正方形という制限のある中でも、包み方・遊び方を考えつくされたコチャエふろしき。ふろしきメーカーとして、ベネッセアートサイト直島オリジナル商品の製作に携わらせていただきました。

猫ちゃんが可愛いのはもちろんのこと、ふろしきの「1枚で4面遊べるメリット」を最大限活かし「直島の地域性」を盛り込んでいます。

”手に取るお客様が「直島」をいつでも想い出せる素敵なグッズなので、お土産として直島の想い出を語りながら誰かにあげたくなりますし、直島の特産物を直島ふろしきで包んだお土産にしても面白いですね。

『直島ふろしき』を買えるのは、直島にあるベネッセハウスショップだけ!

ベネッセアートサイト直島 ベネッセハウスショップ
ベネッセハウスショップ
(画像は公式サイトからお借りしました)

『直島ふろしき』は、ベネッセアートサイト直島にあるベネッセハウスショップでのみ販売されています。

ちなみに今年は瀬戸内国際芸術祭2022が開催されており、直島を含む瀬戸内の島々で、9月29日より秋季の展示がスタートとのこと。国際芸術祭の会期中以外でも、お買い求めいただけます。

直島を訪れた際は、ぜひベネッセアートサイト直島で『直島ふろしき』をお土産にされてはいかがですか。

おまけ:1枚でさまざまな表情が楽しめる、むす美で発売中のコチャエふろしき

限定グッズのため、むす美では『直島ふろしき』のお取り扱いは出来ませんが、コチャエさんがデザインしたふろしきはバリエーション豊かに発売中です。

ふろしきの使い方を知りたい方はワークショップがおすすめ!

ワークショップは店舗とオンラインの2種類あります。日常ですぐに使える包み方・使い方を学べる講座を豊富に揃えています。ぜひお気軽にご参加ください。

店舗でのワークショップ内容